外観検査AIとは:画像認識系AIの一種

画像認識系AIは画像から特定の特徴を抽出し学習する手法です。これらを検査に応用すると、傷等の不良の特徴を抽出して学習(不良品学習)したり、良品だけを用いて良品の特徴を抽出し学習(良品学習)することで、検品を自動化することができます。

傷のある画像に「傷」というラベルを付けて学習データとして提供することで、AIは自動的に傷の特徴を学び、傷があるかどうかを検出できるようになります。この手法が、不良品検出に用いられる「不良品学習」です。

一方で、良品の画像に「良品」というラベルを付けて学習データとして使用すると、AIは良品の特徴を学習し、画像が良品かどうかを判定できるようになります。このアプローチが、いわゆる「良品学習」と呼ばれる手法です。

関連記事

  1. ゼブラ照明を用いた外観検査 表面のわずかな異常を見逃さない照明技術

  2. 目視検査のポイント~品質を守るための基本とコツ~

  3. ニューラルネットワークの基礎 〜AIが学び、考え、判断するしくみをやさしく解説〜

  4. AIにおける埋め込み(エンベディング)とは?

  5. 製造現場における歩留まりの基礎知識―意味、計算方法、改善方法をご紹介

  6. シャッタースピードの考え方 画像検査における最適な設定と実践方法